第2回 アルムナイ交流会レポート ~アルムナイのキャリアビジョン~
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みなさんこんにちは。
NTTグループ財務アルムナイコミュニティ運営事務局です。
今年の夏も本当に暑かったですね。9月に入りようやく秋の兆しが見えてきて、少しほっとされている方も多いのではないでしょうか。
本日は、7月に行われた第2回アルムナイ交流会の様子をご紹介します。
さて、本題に入る前に、アルムナイコミュニティ内で5月に実施した「他のアルムナイへ聞いてみたいこと」に関するアンケートを覚えていらっしゃいますでしょうか?
その集計結果がこちらです。
■集計結果TOP3
第1位:今後のキャリアビジョンについて
第2位:今の仕事のやりがいについて
生成AIの財務への活用法について
第3位:仕事の経歴について
転職のきっかけについて
今後予定される会計制度変更について
自社の企業価値向上に向けた財務観点での取り組みについて
今取り組んでいる自己研鑽について
おすすめのビジネスツール・ガジェット
アンケートの1位は「今後のキャリアビジョンについて」。みなさん、他のアルムナイが今後のキャリアについてどのようなステップやゴールを描いているのかが気になっている様子でした。
そこで第2回の交流会ワークショップでは、この「今後のキャリアビジョンについて」をテーマに、意見交換をしていただきました。
この記事では、参加アルムナイが描いた5年後・10年後のビジョンや意見交換の様子をご紹介していきます。皆さまの今後のキャリアプランの参考になれば幸いです。
交流会が開催されたのは2024年7月12日。
前回同様、NTTファイナンスが本社を置く品川シーズンテラスにて実施しました。
ご参加くださったアルムナイの方は計5名。初めてご参加いただいた方のほか、3月の交流会から引き続き参加いただいた方もいらっしゃいました。
<参加アルムナイ一覧>※敬称略
氏名 | 入社年月 | 退職時会社名 | 退職時部署名 | 現職 |
---|---|---|---|---|
古藤 秀彦 | 2001年4月 | NTTドコモ | 経営企画部 | ライズ・コンサルティング・グループ |
長野 覚 | 2009年7月 | NTTビジネスアソシエ | アカウンティング事業部会計制度担当 | 三井住友DSアセットマネジメント |
鵜飼 邦夫 | 2014年10月 | NTTファイナンス | アカウンティング部連結決算担当 | PwC JAPAN |
岡野 英之 | 2009年4月 | 日本電信電話 | 経営企画部門事業計画担当 | スタンド・マネジメント |
坂入 雄毅 | 2017年4月 | 日本電信電話 | 財務部門 IR室 | セールスフォースジャパン |
NTTグループからは前回同様、事務局メンバーが参加。加えて、 事業推進部の真鍋部長、
同じく 事業推進部 企画総括部門の廣瀬部門長にも参加いただきました。
開会の挨拶に続いて、自己紹介です。
2回目の交流会の自己紹介ゲームは「Good&New」。これは、自己紹介に加え、ここ1週間で起こった「良かったこと(Good)」や「新しい発見(New)」を1人ずつ発表していくというものです。

その後今回のメインプログラムである「今後のキャリアビジョンについて」のワークショップへ移りました。
まずは各自5分間で5年後、そして将来(10年後~) のありたい姿をワークシートに自由に書き出します。その後、書き出した内容を共有しながら意見交換を行いました。
集まった回答はこちらです。
現在の会社での キャリアアップ |
・営業部門や経営企画部門等にて、部長職へ昇進、会社全体への変革を実行 ・コンサル業界で、シニアマネージャークラスとして、日本企業の更なる発展に貢献 ・コンサルタントのマネージャー・ディレクター・パートナークラスまで昇進 ・現職の現地法人で働きながら、海外生活 ・現在クライアントの仕事をうけることが99%であるため、自社事業を発足 ・コンサルファーム未経験者を育成する第一人者になる |
---|---|
新たな仕事・分野へのチャレンジ | ・シリアルアントプレナーとして、次々とスタートアップを支援 ・海外企業へのフリーランスのコンサル・スタートアップやベンチャーの経営に参画し、会社の発展にコミット ・CFOとして会社の財務基盤をハンドリング ・友人のベンチャー企業に入り、上場を経験。その経験を活かしコンサル業界もしくは、CFOを目指す ・現職を退いたうえで、新たなチャレンジとして企業家の支援(VC、開業支援等)に挑戦したい ・中小企業やベンチャー企業のCXO(CHO、CHRO等) |
大企業の 財務部へ復帰 |
・大企業にて、ファイナンス系の職種に戻り、マネージャーを経験 ・NTTに復帰するor現職のままor退職し、北海道に移住 |
その他 | ・地元静岡に帰り、ゆっくりと余生を過ごす ・北海道でのんびりと暮らす |
みなさん成長意欲にあふれており、現在勤めている会社でのキャリアアップはもとより、
スタートアップの経営への参画、フリーランスコンサルタントへのステップアップといった新しいチャレンジについての意見も多く見られました。
一方で、地元に帰ってゆっくり過ごすというプランが参加者からの共感を呼ぶシーンも。
さらにうれしいことに、NTTに復帰するという選択肢を挙げてくださった方もいらっしゃいました。
制限時間は5分と短かったものの、複数のビジョンを書き出してくださる方が多数いらっしゃったことが印象的でした。制限時間が短かったからこそ、普段から思っていることが発露したのかもしれません。
参加アルムナイからは、「財務経験のある他者のキャリアビジョンを聞ける機会は貴重」
「とても参考になった」といった感想をいただきました。

続いて、場所を移して行われた懇親会では、前回同様NTTの幹部も合流しました。
今回はNTTファイナンス 中村代表取締役副社長のほか、アカウンティング部 有馬部長、
グループファイナンス部 橋本部長が参加。NTT時代に同じ部署に所属していたアルムナイもおり、久々の再会に会話がはずんでいる様子でした。
そして、実は前述のアンケート企画「他のアルムナイに聞きたいこと」で回答の多かったその他のテーマについても、事前に参加アルムナイにアンケートを実施。懇親会で披露しました。
今回懇親会用に事前回答いただいたテーマは「今の仕事のやりがい」「転職のきっかけ」「おすすめのビジネスツール・ガジェット」の3つです。例えば、「今の仕事のやりがい」については、こんな回答が集まりました。
●上司選択とスキル獲得の機会がある。目標とする上司に自分の興味に応じた相談ができ、将来身につけたいスキルを多く獲得しながら高いモチベーションで仕事に取り組める。(鵜飼さん)
●自身が最大限にバリューを発揮できるデータ分析に携われる。現在は営業戦略部門において様々なデータにアクセスし、そのデータを収集・分析し、得られたインサイトから次のアクションを考えることを行っている。(坂入さん)
●経営者として実際に会社を運営する醍醐味を味わいながら、多くの人や仕事に関われる。自分の会社以外にも、別企業の創業メンバーとして、自治体の経営相談員として様々な立場で仕事をしながら広い視野で仕事ができている。(岡野さん)
※ちなみに、アルムナイの方々おススメのビジネスツール・ガジェットは記事の最後にご紹介しています。ぜひご覧ください。
懇親会ではこうしたアンケートの回答をもとに、アルムナイ同士で現在の仕事内容に触れながら、様々な会話や質問が飛び交っていました。例えば起業された岡野さんの今後のビジョンや、3社コンサルティングファームを経験された古藤さんへは、事業会社に戻る予定はあるのかなどの会話がありました。
アルムナイのみなさんが口をそろえておっしゃっていたのが、
「退職してしまったけれど、NTTの人は今でも好き」「今後もこういった機会があれば参加したい」ということ。元上長への尊敬を語ってくださる方もおり、事務局としても非常に勇気づけられる機会となりました。
お越しいただいたアルムナイの方々、本当にありがとうございました。

今回は事前にアルムナイアンケートで実施した企画をもとに、交流会のワークショップを組み立てるという、事務局としても新たな試みに挑戦しました。
普段のコミュニティサイトではどうしてもアルムナイのみなさんの過去と現在についての話が多くなりますが、「キャリアビジョン」という未来にベクトルの向いたテーマを扱うことで、みなさんの新たな一面を知ることができたと感じています。
今後、交流会は年2回程度の開催を検討しています。次回も今回以上にたくさんの方にご参加いただき、有意義な情報交換の場としていただけるよう、交流会の企画や普段の情報発信を強化していく所存です。
参加アルムナイからは「講師をアルムナイの持ち回りとする形で勉強会を行いたい」「NTTファイナンス以外のグループ企業オフィスでも開催してほしい」といった声が寄せられました。
みなさんも要望があれば、是非事務局までご意見お願いします。
【ご参考】アルムナイのおすすめビジネスガジェット・ツールと活用法
懇親会で挙がった、参加者おススメのビジネスガジェット・ツールの一部をご紹介します。皆さまの仕事効率化にぜひお役立てください。
●Web会議の自動翻訳・議事メモ機能
ZoomやGoogle Meetなどで利用。
海外とのWeb会議で、会議の音声を自動的にリアルタイムで翻訳し、字幕にしてくれる。
また議事の要約機能も、会議の重要なポイントが把握しやすくなるためおすすめ。
●Microoffice365を活用したプロジェクト管理
Microoffice365を使用して、プロジェクトの管理を効率的に行う。
・投稿: チームとのコミュニケーションや情報共有に使用。
・ファイル: プロジェクト関連のファイルを整理・共有。
・Notes: メモやアイデアの記録に便利。
・Planner: タスクの管理や進捗状況の追跡に適している。
●ナイロン・2m・PD対応のUSBケーブル
充電器用にナイロン・2m・USB PD対応のUSBケーブルを買ったが、買って正解だった。
元々充電器付属のケーブルを使用していたが、ケーブルが絡まりやすいことや、短く取り回しづらいといった小さなストレスがすべて解消された。
●DeepL翻訳のデスクトップアプリ
選択範囲をCtrl+C+Cですぐに翻訳できる。いちいちアプリを起動したり、コピペしたりする
手間が一切なく、非常に良い機能。
●Adobe Express
イラストレーターを使いこなすほどの専門的なスキルがなくても、パワーポイントのような感覚でチラシなどのデザインを作ることができる。クライアントがチラシ発注に困っていたりする際に活用している。
●タッチパッド
仕事柄クライアントのPCで作業することが多く、複数案件を同時に対応していると、
複数台PCを並べて作業することに。マウスだとどのPCのマウスかよくわからなくなるため、最近はタッチパッドで操作している。スクロールが上下左右ともに可能だったり、スクロール速度もマウス操作より速かったりと、慣れるとこちらの方が便利かも。
●名刺管理ツール Sansan
紙名刺を保管する必要がなく、名刺情報に基づいて異動や褒章、叙勲といった情報が
把握できる。
●営業支援ツール Salesforce
OutlookやSansanなどの外部連携や、営業関連の情報管理・分析がしやすい。
●Microsoft Teams
チームやグループ間の情報共有、チャットなどに活用。
●ChatGPT
思考の壁打ち、VBAの作成、翻訳など、アシスタント替わりに活用。
●業務プロセス管理システムQuestetra(クエステトラ)
業務フローをノーコードで作成可能。業務フローの見える化、ステータス管理、簡単な処理自動化に活用している。
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